槐 真史 編著 / 伊丹市昆虫館 監修 / A6判 / 320ページ
ISBN 978-4-8299-8303-4 2013年5月20日発売
定価1,320円(本体1,200円+10%税)
野外でよく見る種を中心に、(1)、(2)の2冊で日本の昆虫約1400種を掲載。写真の大半は生きた昆虫を撮影した白バック写真で、今にも動き出しそうな迫力と共に、生時の色や姿がよく分かる。観察に役立つ検索なども豊富に収録し、昆虫に初めて興味を持った子どもから、ある程度知識のある人まで、幅広い層を満足させられる図鑑。
主な特徴
- (2)トンボ・コウチュウ・ハチには660種を収録。(1)チョウ・バッタ・セミと併せて約1400種の昆虫がわかります。
-
掲載写真は生きた昆虫をそのまま撮影した、迫力ある「白バック写真」を採用。昆虫の生きているときの色や姿が忠実にわかります。また、部分写真や線画を
使った識別点のピックアップ解説のほか、特徴をたどりながら識別できる「絵解き検索」を多数掲載しま
した。
- 購入者特典として、専用の器械(声が聞こえる!ペン/別売)や、インターネット上で70種以上の昆虫の鳴き声を聞くことができます。
ご一緒にどうぞ
■虫ドルで人気のカブトムシゆかりさんのブログ「虫とYシャツと私。」で紹介されました(2013年8月13日)。
地球は昆虫たちに満ちた「虫の惑星」
彼らのふしぎな生活を身近な自然の中で観察してみませんか?
昆虫類全般を扱った小型図鑑というと、標本写真や生態写真で構成されるものが多い中、本書は、静止している姿の写真を多用しているのが大きな特徴です。これは野外で昆虫の名前を調べるのにとても便利です。また、野山で出会う頻度の高い種を重点的に掲載し、よく似た種には識別点を図示している点などもすぐれています。昆虫に興味をもつ子供から大人まで、また自然観察の指導者にもおすすめできる一冊です。
推薦人:石井 実(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科教授/公益財団法人日本自然保護協会評議員)
理科ハウスではこの図鑑を、すぐ手にとって見ることができる場所に置いて楽しんでいます。生きもの好きの人はすでに持っていらっしゃる方も多く、話がはずみます。先日、虫好きの中学生と図鑑談議になりました。日本の昆虫1400について、彼に感想を聞いたところ、
- わかりにくいイトトンボの検索はなかなかないので嬉しい。
- カメムシ、ハムシの種類が充実している。
- カミキリムシの触角がページからはみだしているところがかっこいい!
- チョウ、ガの鱗粉の感じがすごくいい。
欲張って言うなら、
- ミドリシジミのめずらしい仲間をもっとのせてほしい。
- 色変わりの個体をもっと載せてほしい。
とのことでした。
目次(②巻/660種)
- カゲロウ目
- トンボ目
- カワゲラ目
- トビケラ目
- アミメカゲロウ目
- コウチュウ目(コガネムシ、クワガタ、カミキリなど)
- シリアゲムシ目
- ハチ目(ハチ、アリ)
- ソウシ目(ハエ、アブなど)
コラム(②巻/19話)
- トンボのぬけがら
- 水中にすむトビケラの幼虫の巣
- 同じカゲロウでも…
- 変な虫、カマキリモドキ
- ハンミョウ類のオス・メス
- クワガタムシは暑さに弱い?
- 減りゆく水生昆虫
- 米を搗く虫、コメツキムシ
- さまざまな模様のナミテントウ
- 東日本大震災の被災標本レスキュー
- ドングリ虫の正体は!?
- シリアゲムシ類の婚姻贈呈行
- もう1つのシリアゲムシ目
- ハチの警戒色とそのモノマネ昆虫たち
- ヘボめしの作り方
- 昆虫のうんこ図鑑2
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