馬場友希・鈴木佑弥・谷川明男 著 / 新書判 / 112ページ
ISBN 978-4-8299-8168-9 2021年5月14日発売
定価1,650円(本体1,500円+10%税)
この本の特長
- 野外でよく見る、放射状の糸にうずまき状の糸が紡がれた「網」や、植栽をシートのように覆う「網」など、クモが自ら出す糸を使って作るさまざまな構造物「クモの巣」を紹介。網のほかにも地中の穴や植物の葉を糸で留めて作るタイプの巣もあわせて紹介。
- 同じ著者が執筆した「クモハンドブック」と連携、クモ本体の詳しい解説はそちらを参照できるようページ数を記載。
- 図鑑パートは野外での使いやすさを優先し、クモの分類順ではなく、「円網」「立体網」など巣のタイプごとに配列。74パターンの巣・クモ約150種を紹介し、巣の形状から持ち主のクモを識別する方法を提供。
- 解説では網の形状だけでなく、どんな場所で見られるか、いつ巣を作るか、類似種の情報といった、クモの巣の探索や観察で役立つヒントを多数掲載。
- 巣は形状をわかりやすくとらえた複数の写真を掲載し、さらにその巣を使ってどのようにクモが獲物を捕らえるかをイラストでわかりやすく紹介。なかなか見る機会のないクモのハンティングの様子がわかる、他書にはないユニークな、かつ観察に役立つコンテンツを満載。
- 著者の3名はクモ研究の第一線で活躍中。最新の研究を基にした図鑑の記述はもちろん、クモの巣に関する興味深い話題の数々をコラムとして掲載しました。
※ハエトリグモに代表される徘徊性のクモは基本的に巣を作らないため、本書ではコラムの扱いになります。