川上新一/解説
1966年大阪府生まれ。筑波大学大学院生命環境科学研究科博士課程修了。博士(生物科学)。専門は、粘菌類の分類・系統・進化学。現在、和歌山県立自然博物館学芸員。著書に『変形菌ずかん』(平凡社)、共著『菌類の生物学』(共立出版)などがある。変形菌を探している時、「無」の境地に至るような感覚になることがある。南方熊楠と同じくアンパンが大好き。
新井文彦/写真
1965年生まれ。きのこ写真家。北海道東部の阿寒摩周国立公園や、東北地方の白神山地、八甲田山の周辺などで、きのこや粘菌(変形菌)といった、いわゆる隠花植物をテーマに撮影を続けている。著書に『きのこの話』(筑摩書房)、『きのこのき』(文一総合出版)、『粘菌生活のススメ』(誠文堂新光社)、『森のきのこ、きのこの森』(玄光社)などがある。
髙野 丈/写真
1971年東京生まれ。写真家・編集者。自然科学分野の図鑑、一般書、写真集の編集制作に携わるかたわら、撮影、専門誌への執筆、写真提供など自然写真家としても活動中。『変形菌 Myxomycetes』(技術評論社)の編集を担当したことをきっかけに変形菌の魅力にとりつかれ、本格的に撮影している。ホームフィールドである井の頭公園のほか、各地で変形菌の観察会や講演活動にも取り組んでいる。著書に『美しい変形菌』(パイインターナショナル)、『井の頭公園いきもの図鑑』(ぶんしん出版)、共著書に『このはNo.13 観察から識別まですべてがわかる! 変形菌入門』(文一総合出版)がある。日本変形菌研究会会員。
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