日本生態学会 編/責任編集 陀安一郎 / B5判 / 72ページ
ISBN 978-4-8299-7300-4 2012年3月26日発売
定価1,980円(本体1,800円+10%税)
頭をふくらませて変身するオタマジャクシ。季節を彩る「花暦」。琵琶湖のまわりで伝統的につくられてきたさまざまな魚料理。人間の生存を支える「生態系サービス」……。一見関係のなさそうなこれらの共通点は、生きものどうしのかかわりあいによってもたらされるということ。最近わかってきた事例を元に、やさしく解説。
「生態学」という研究分野を紹介するエコロジー講座シリーズ第5弾は、変身するオタマジャクシや人工授粉を行う小さなガなど、生物のつながりがテーマです。
目次
- 「変身」するオタマジャクシ 岸田 治
- 花暦の微妙が織りなす生きものの世界 工藤 岳
- 植物と昆虫の共生の歴史を解き明かす 川北 篤
- 琵琶湖がつなぐ人の暮らしと生きものたち 奥田 昇
- 「生態系サービス」真の価値を考える 椿 宜高
- コラム:「進化」と「変身」 岸田 治
- 参考になる本・引用文献
- 日本生態学会とは?
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