商品詳細

種間関係の生物学
種生物学シリーズ
共生・寄生・捕食の新しい姿

詳細内容

種生物学会 編/川北篤・奥山雄大 責任編集 / A5判 / 400ページ
ISBN 978-4-8299-6200-8  2012年3月24日発売
定価4,400円(本体4,000円+10%税)
外敵に応じて姿を変えるオタマジャクシから葉もぐり虫まで、これまで知られていなかったさまざまな生物間相互作用とその起源に、最新の技術で迫った研究を紹介。野外生物学研究を志すひとに役立つ研究テクニック解説も収録。

2013年6月26日より、VarsityWave eBooks(専門書中心の電子書店)にて電子版の販売を開始しました。一体版のほか、章ごとの分冊版を格安でお買い求めいただけます。また、第1章は無料でお試しいただけます。
VarsityWave eBooks:種間関係の生物学

内容確認

  • 1
  • 2
  • 3
目次
はじめに
第1部 食う-食われるの新しい姿
第1章   形を変えるオタマジャクシ:操作実験からのアプローチ 岸田 治
第2章   右と左の共進化:追いかけるヘビと逃げるカタツムリ 細 将貴
第2部 寄主と寄生者の種間関係の進化
第3章   リーフマイナーの食性の進化を探る:?野生生物を用いた実験系確立ストーリー   大島一正
第4章   虫えいをめぐる昆虫群集 杉浦真治・山崎一夫
第3部 共生する生物の関係を紐解く
第5章   タイの熱帯季節林における大型の果実食鳥類サイチョウ類による種子散布 北村俊平
第6章 魚による農業:サンゴ礁におけるスズメダイとイトグサとの栽培共生 畑 啓生
コラム1 栽培共生とは 畑 啓生
第7章 花の匂いが結ぶ植物と送粉者のパートナーシップ 岡本朋子
第8章 サトイモ科植物とタロイモショウジョウバエの送粉共生 _野(竹中)宏平
第9章 キノコ類の隠れた種:共生する植物との相性を紐解く 佐藤博俊
コラム2 核DNAとミトコンドリアDNAの比較による生殖的隔離の検出 佐藤博俊
第10章 マルカメムシ類と腸内細菌イシカワエラの絶対的共生──?切り貼り自由な共生システム 細川貴弘
第4部 新しい自然史研究の手法
第11章 野生生物からのDNAおよびRNA抽出
・ DNA抽出の基礎 川北 篤
・ 植物からのDNA抽出プロトコル(改変CTAB法) 奥山雄大・川北 篤
・ 植物からのRNA抽出プロトコル 奥山雄大
・ 菌根サンプルのDNA解析について 佐藤博俊
・ 動物糞に含まれるキノコのDNA解析法    佐藤博俊
・ 貝類、および各種海産無脊椎動物からのDNA抽出 亀田勇一
・ 古い昆虫標本からのDNA抽出と抽出産物のPCR増幅 大島一正・吉澤和徳
・ ホルマリン浸漬標本からのDNA抽出 島田知彦
第12章 花の匂いの捕集方法 岡本朋子
第13章 リーフマイナーの自然史と採集法、飼育法、標本作製法 大島一正
コラム3 博物館標本の活用術 細 将貴・鈴木まほろ
コラム4 ハーバリウムにおけるローン制度と貸し出し方法 藤井伸二
編集委員
執筆者一覧
索引
一覧へ戻る
トップに戻る