種生物学会 編/堀良通・大原雅 責任編集 / A5判 / 272ページ
ISBN 978-4-8299-1063-4 2005年3月24日発売
定価3,520円(本体3,200円+10%税)
春まだ来の寒さの中でいち早く花を咲かせるもの、冬でも緑を保つもの、生涯に一度しか種子をつくらないもの,たった1年で一生を終えてしまうもの…。植物は、それぞれに独特な生き方をもっている。いったいそれは、どのように進化してきたのだろう? それを解明すべく、植物が生きるあらゆる場所で、ときには観察の方法を模索しながらかれらの生き方をじっと見つめ続ける「生活史研究」。種生物学会の原点ともいえるこの分野の、農業への応用や保全生物学にまで至る広範で豊穣な成果を紹介する。